風水では「気」の流れがとても重要視されています。
「気」は道路から入ってきますので、敷地と道路の関係はとても重要で、接道されていない土地や、旗竿地などの接道部分が少ない土地は、うまく「気」を取り入れることが出来ないため、風水や家相を気にする人は避けた方がよいのですが、接道部分が多すぎるのも逆に問題で、良い「気」が入っても、すぐに逃げて行ってしまうようです。
- 四方道路は凶
- 三方道路も凶
- 二方向を道路で挟まれている土地も凶
接道部分が多すぎる土地は凶
角地などの二方道路や、3方向が道路に面している三方道路など、道路に多く面している土地ほど不動産的価値は高い傾向にあります。
接道面が多い土地は、隣地と離れていることや、希望の方位に玄関や門を持ってきやすいので、吉相の家を作るためのバリエーションが増えるのは確かなのですが、接道面が多すぎる敷地も実は問題なのです。
四方道路は凶
土地の四方を道路に囲まれた土地は、隣地と離れていることや、日当たりや風通しも良いため、不動産の評価は高いのですが、風水・地相的には凶であると言われています。
四方道路は、囚獄や囚人の「囚」という字を連想するため縁起が悪く、水難に合いやすい、家族が離散したり、家が栄えないと言われています。
四方向が道路ですと、隣家と密着していないため気楽な気もしますが、いつも誰かに見られているような落ち着かない環境となります。
広い敷地なら二方向を畑にしたり、区切って人に貸し出せば問題ありませんが、狭い土地の場合は家相では家相では補えませんから、気になる人は避けた方がよいでしょう。
三方道路も凶
四方道路ほどではありませんが、三方に道路がある土地も、風水・地相的には凶です。
広い土地なら、一方向を塀やフェンスや樹木で仕切って、完全に出入りができないようにするか、区切って人に貸し出せばOKですが、土地が狭い場合は対応が難しいので避けましょう。
二方向を道路で挟まれている土地も凶
前と後の両方に道路がある土地も、風水・地相的には凶です。
二方道路と呼ばれる2本の道路が敷地に隣接している場合の、両側(前と後ろ)に道路がある状態をさしますが、風水では劫背水(こうはいすい)と呼ばれる凶相です。
前から入った「気」が敷地内に留まらずに、後ろから抜け出て行ってしまいます。目上からの援助が得られなくなる恐れがあるため避けましょう。
道路で挟まれた土地の場合は、両方向から出入りをするのはやめて、片側を塀や生垣などの植物で塞ぎましょう。
以上のことから、四方道路や三方道路のように接道が多すぎると、「気」が入って来てもすぐに逃げてしまうため、風水・家相的には、
- 角地
- 一方向のみが接道されている土地
が良いという事になります。
ではどの方位が道路が通った土地が良いのか?