家相の「張り・欠け」は迷信?八方位の張り欠けの意味と影響

土地や建物の「張り・欠け」について記事にします。

  1. 八方位の張り欠けの意味と影響  ←今回はココ
  2. 「張り」や「欠け」のルール 
  3. 欠け張りの吉凶

家相には建物の形状の凸凹で吉凶を判断する方法があり、凹んだ部分を「欠け」、凸った部分を「張り」と呼んでいます。

八つの方位にはそれぞれ意味があって、どの方位が欠けているか、張っているかで、作用が変わるのです。

「張り・欠け」の作用(影響)

例えば「北西」は、その家の主人や夫の方位と言われていますから、建物や敷地の「張り・欠け」は、「主人や夫」に何らかの影響があると考えます。

北西部分が欠けていると「主人を欠く」「夫が欠ける」に通じるため、「主人や夫に障りがある」と解釈します

「障りがある」というのは、「運が下がる」「役目を果たせなくなる」という意味であり、

  • 夫が力にならない
  • 仕事がうまくいかなくなる
  • 健康運が下がる
  • トラブルが起こりやすい
  • 下手すれば主人が不在となる(単身赴任や長期入院などで家に居れない、早死にするなど)

と占うのですが、主人の運が下がれば、必然的に家庭全体に影響が出てしまいます。

受験の時に「落ちる」とか「滑る」という言葉はタブーと言うのと同じで、「欠く」や「欠ける」という言葉も、縁起の悪い言葉としてはばかられてきたため、「土地や建物の欠け」もマイナスに働くものと考えられてきました。

逆に「張り」はプラスに働くと考えられ、主人が出世するようにとの願いを込めて北西に「張り」を作ったり、金運をあげたい時は西側に「張り」を作る訳です。

「張り」を作ったところで、幸せが約束されるものではありませんし、 はっきり言っておまじないの類ですが、完全に無視することもできない私です。

家づくりには、家相よりも動線の良さや住みやすさ、見た目のオシャレさが優先される時代になりましたが、家相が廃れて、凸凹の多い家や鬼門を無視した家が増えたことに比例するように、様々な家庭問題も増えてきたように感じます。あくまでも主観ですが。

その原因が、家相を信じなくなったことだという根拠は全くありませんが、 昔から残る言い伝えというのは、何かしらの理由があって残っているものなので、個人的には縁起の悪いことは避けるという選択肢もアリだと思っています。

バカバカしいとお感じになるなら信じる必要はありませんが、「家族の幸せのために夫には仕事で頑張ってもらいたい!」「妻にはずっと生き生きとしていて欲しい!」という愛情や願いや祈りを込めて、「張り」を設けたり、「欠け」を作らないような間取りを「意識」することで、幸せを引き寄せる効果が期待できるのではないかと考えます。

縁起の悪いことは極力避け、縁起の良いことは取り入れたい、という方は参考にしてみてください。

八方位の「張り・欠け」の意味と影響

八方位 意味 張りの作用 欠けの作用
長男・息子・発展性・アイデア 【大吉】良い跡継ぎ・息子に恵まれる 子孫繁栄 発展性あり 【凶】 跡継ぎ・息子に障りがある 無気力 後退
東南 長女・娘・外部関係・縁・商売 【大吉】 良い娘に恵まれる 良縁に恵まれる 商売繁盛 社交的 【大凶】 長女・娘に障りがある 商売が傾く 信用を失う
女性・学芸・美 【吉】 女性の運が上がる  学問・研究・芸術に秀でた者が出る 【大凶】 女性に障りがある 生活の困窮
南西(裏鬼門) 妻・母・家庭 【凶】妻が強くなる  女主人の相  女系家族 後家 寡婦 【凶】 少しの欠けは内助の功 大欠けは妻・母に障りがある、やもめの相
西 妾・女児・財産 【吉】 小張りは財運UP 大張りは夫の女性問題の恐れ 【凶】 財運が下がる 妻や娘の色情問題
北西 主人・夫 父・蓄財 【大吉】 主人の運が上がる 蓄えができる 【大凶】 主人・夫に障りがある 後家相  散財しやすい
男性・地位名誉・品格 【大吉】 家運が上がる 名家 男性の地位や品位が増す 【凶】 家運が衰退 不名誉な出来事
北東(鬼門) 男児・相続 【凶】 男児に障りある あらゆるトラブルが起こりやすい 【凶】 少しの欠けは可 大欠けは家が衰退 相続人に障りあり

張り欠けのルールへ続く

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