棘(トゲ)のある樹木を庭に植えることの吉凶

バラの花 棘のある樹木

私がある先生の下で 四柱推命を学び始めた1998年頃の話ですから、20年以上も昔のことですが、とある田舎に手をかざすだけで病気を治す老人がいました。その老人は片手だけに 「神様から授かった力」を持っていると話してくれました。ある時(確か戦争中と仰っていたように思うのですが記憶が曖昧です)を境に病を焼き切るパワーを手に入れたのだと。

「医者が匙を投げたガンでも治してくれる!」と、毎日遠方からたくさんの人が訪れ、多い時は家の前に長い行列が出来ていたそうです。

一緒に四柱推命を学んでいた仲間からこの話を聞いて、半分は興味本位で脚の悪い祖母を連れて私がここを訪れたのはこんな行列ができる前でしたが、朝の6時に電話で予約をすると「〇日の朝〇時に来てください」と一方的に告げられ、ガチャン!と切られるのですが、何とか都合をつけて早起きして出かけました。

畳敷きの狭い治療部屋に入ると中央に敷布団が1枚敷かれていて、来た順番に一人ずつその上に寝て治療してもらうのですが、治療と言っても病気の部分に数分ほど手をあてるだけ。重度のガンの人などは何度か通うように言われていました。治療が終わったら患者は封筒に入れたお金をお布団の下にそっと滑り込ませるという感じでした。

2回ほど行きましたが、結局祖母の脚は治らずそれっきり。この情報を教えてくれた人は「娘のがんが治った!」と言っていましたが、その方は他の生徒さんとのトラブルが原因で教室を辞められ、ほどなくして亡くなったらしく、末期ガンだった娘さん(と言っても当時50代だったはず)がその後どうなったのかはわかりません…

長々と書きましたが、手をあてるだけで病気が治る話が本当か嘘かは別にして、 その老人が話していたことが今でも頭から離れません。

庭にトゲのある植物があると病気が治らない!?

その不思議な力を持つ老人が話していたのは、「神様から授かった力を持ってしても、家の庭にトゲのある木が植わっているとどうにもならないという言葉で、病気の時は棘のある植物を庭に植えてはいけないから、もしあるなら排除したほうがいいということを繰り返し仰っていました。

棘(トゲ)のある植物といえば、怪しい人や動物が敷地内へ侵入することを阻む目的で生垣に使うことがありますが、魔除けの意味もあるとも言われており、風水や家相でも棘のある植物を植えておくと、鬼(霊やもののけの類を含む)が寄ってこないという言い伝えは確かにあります。

果たして、棘のある植物を敷地内に植えることは吉なのか凶なのか???悩むところですが、鬼除けのつもりで植えたものでも、あまり大きいものやたくさん植え過ぎると、家族の健康を妨げることがあるのかもしれません。

元気な時は気にしなくても良いと思いますが、お身体が弱い時や家内に病人がいるときは気を付けましょう。

家庭に何かしらの問題があると庭木の手入れが疎かになりやすく、荒れ放題となっていつの間にかびっくりするくらい大きく成長していたりしますから、なかなか病気が治らないような時は、試しに家の周りからトゲのある植物を排除してみてはいかがでしょうか。

また、トゲの有る無しに関わらず、家屋の東側や南側に高い木があったり、枝葉が生い茂って鬱蒼としていると良い「気」が入りませんから、剪定をしたり引っこ抜いて日当たりや風通しを良くすることをおススメします。

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