マイホームを購入するための土地や物件の見学に現地を訪れた際に、何となく陰気だな…と感じるなら、よからぬ「気」が漂っている可能性があります。
「気」というのは、はっきりと形が見えるものではありませんが、過去の因縁が深い土地は、凶現象が起こっても不思議ではありません。
良からぬ「気」が充満していそうな場所として、
などがあります。
「気」というのは、はっきりと形が見えるものではありませんから、世の中には、殺人事件や自殺者が出た事故物件を「安いから」という理由だけで平気で購入したり、借りたりする人もいらっしゃいます。
私が不動産屋で働いていた時も、事故物件が超格安で出てくることがありましたが、安い理由を説明しても全く臆することなく飛びつく人がいて、「こんな場所で寝るなんて勇気があるな…」と感心したものです。
世の中には、そいういう事が全く気にならない人も存在し、そのような人はこんなサイトを見る事も無いでしょうが、私のように「何となく気になる」という人は、何かあった時に「〇〇のせいだ」と、ついついそれに結び付けてしまいがちです。
健康に気を付けていても病気にかかるのと同じで、トラブルは避けられない時もありますが、わざわざ自分からそういう場所に住まいを置くのはどうかと思います。
賃貸なら引っ越せば済みますが、購入した場合はそうはいきません。
霊感の良し悪しは別にしても、よからぬ「気」が充満していそうな場所は、日ごろから近寄らない方がいいですから、「何か引っかかる」「何となく気味が悪い」という人は、最初から”いわく付き”の土地の購入は避けた方が無難でしょう。
目次
1.自殺や事故の現場、墓地跡・古戦場跡・刑場跡・神社仏閣跡・祠や地蔵があった場所
過去の因縁が深い土地は、凶現象が起こっても不思議ではありません。契約する前に、土地の歴史も調べておいた方がよいでしょう。
病死は正常な死ですから気にする必要はありませんが、過去に、殺人事件や自殺、火事などの横死、横変死があった現場や、交通事故が多発する場所、墓地跡や古戦場跡などは、「陰の気」が充満している可能性があるとお考えください。
周りは早くから開発されて宅地となっているのに、なぜかそこだけ長年開発されずに残っているという土地は注意が必要で、昔は火葬場だったとか、古戦場跡で大勢の人が犠牲になったとか、処刑場だったとか、戦時中に何かあったとか、開発されずにとり残されていた原因が潜んでいたりします。(旧水部の時もあります)
図書館や資料館等で古地図を見たり、古い空中写真や、近所のお寺や古くからあるお宅を訪ねてみると、情報が得られることがありますから、ご自分で下調べをしましょう。不動産屋も知らない事実が判明することがあります。
コンピューター化された登記簿では確認できない、土地の過去の所有者や地目(田・畑・山林・など)の古い歴史は、管轄法務局にある閉鎖登記簿を見ることで、ある程度前までならさかのぼって調べることができます。有料ですが誰でも見れます。
また、昔、神社やお寺・墓地だった場所や、お地蔵様や道祖神、水神、竜神、祠(ほこら)があったのが撤去されているような場所にも、一般人の住宅を建てることはおススメしません。
きちんとした業者なら、撤去の前にしっかりとお経をあげたりお清めをしますが、全く何もしない業者もいます!
昔、私が勤めていた住宅会社で、不気味なことが実際にありました。
とある田舎に、「絶対に動かしてはいけない」という言い伝えのあった、込み入った事情のある「石」を、お祓いも何もせずに撤去して工事に入ったところ、工事監督が交通事故死、作業を行った業者の社長も現場の足場から落下して亡くなった事故がありました。設計担当者は撤去前にお祓いを勧めたそうですが、監督は「そんなものは迷信だ」と聞く耳を持たずに強行したところ、こんな恐ろしいことになったのです。石の呪いではないかと私は今でもそう思っています。
お墓や神様として祀られていたものをどかして、その上に住まいを置く訳ですから…そう聞いてバチが当たるような気がする人は避けましょう。
まだそこに神様がいらっしゃるかもしれませんし、たとえ知らずに住んだとしても、聖域を侵したことになるため、災いが降りかかることもあります。
神社仏閣付近の物件について
神社仏閣の門前にかなり近い物件については、いろいろな説がありますが、必ずしも凶ではないようです。
しかし、ご自分がその場所に住まいを置くに相応しい人物かどうかを考えましょう。
長年その神社や寺院を見守ってきた付近の家の親族や、ゆかりのある方がお住まいになるなら、何の問題もないようです。お祭りなどの行事と関わることが、ごく自然なことだからです。
これまでに全くゆかりがない者が、そこに住まいを置くなら、神様に守って頂く代わりに、ご自分もそれなりの覚悟が必要かもしれません。
2.警察や病院、消防署のすぐそば
警察や病院、消防署には、事件や事故、病気などに寄ってきた陰の「気」が漂っていて、あまり近いと流れて来るかもしれませんから、住まいからは離れている方がよいでしょう。
また、自宅のすぐそばに警察や病院、消防署があると、サイレン音がうるさくて心が休まりません。
3.鉄塔の近く
格安の土地を見つけて、いざ現地に行ってみたら、近くに鉄塔があった!というケースがあります。
電子機器が身近に溢れる世の中ですが、高圧線が流れる鉄塔の付近や、変電所等大きな電磁波が集まる場所には、良い「気」はありません。
また、大きな電磁波が身体に悪影響を及ぼす可能性もあって、常に心身が休まらず、マイホームが安らぎの場になりにくくなります。
私の叔父がマイホームを購入して数年後に脳出血で倒れて半身不随となり、その数年後、今度はその妻が乳がんになったのですが、この家にのすぐ近くには大きな鉄塔が建っています。
病の原因が電磁波かどうかの根拠はありませんが、こう立て続けに起こると疑いたくもなります。
高圧電線下の物件は、電力会社から補助金が出るようですし、土地の価格も格安であることが多いですが、金銭に気を取られて一番大切な健康を犠牲にしないようにしましょう。
他にも、方位磁針(コンパス)の針がなかなか定まらないような場所は、磁力の影響を受けている可能性がありますので注意しましょう。
4.ゴミ捨て場やゴミ屋敷の近く
生活する上でゴミ捨て場が近いことは大事なポイントですが、門前や玄関前のごみ捨て場は凶です。
玄関前でなくても、距離が近いと、気温が高い日は悪臭がしたり、カラスや野良犬が寄ってくることもありますし、ゴミの問題は近隣住人とのトラブルにも発展しやすいものです。
長年空地だった土地は、ゴミ捨て場にされていることがありますが、建築後も引き続きゴミ捨て場なのは考えものです。場所を変えてもらうよう購入前に不動産屋に相談しましょう。
とは言え、近くに新たな候補地がすんなりと決まればよいのですが、誰でも自分の家の前をゴミ捨て場にされることは嫌がりますし、位置を変えると「距離が遠くなる」と不満を言う人も出てきますから、ゴミ捨て場はなかなか厄介な問題です。
入居後はご近所さんになったり、同じ町内会に属する関係になりますので、最初からあまり揉めたくはない問題です。後で困ったことにならないよう、問題をクリアーにしてから購入を決めましょう。
また、ゴミ屋敷や、ゴミが不法投棄されているような場所、廃墟となったも家屋も同じで、よどんだ「気」が充満していて、そばを通るだけで人を不快な気分にさせます。
そんな場所がマイホームのすぐ近くにあることは、決して良い環境とは言えませんから、避けられるのであれば避けましょう。
ゴミ屋敷になっている物件の購入を検討する場合ですが、ゴミ屋敷になる時点で家相や地相の悪さが怪しまれます。地相に問題がなければ、建て替えやリフォームで対処しましょう。
5.土壌汚染が疑わしい場所
廃棄物処分施設跡、ゴミの仮置き場や埋立地を行った場所、化学工場の跡地などは土壌汚染が疑わしいですし、”こえだめ”だった場所、下水処理施設の近くなど、不浄な場所には不浄な「気」が集まってきやすいため、住まいを置くのはやめましょう。